こだわりの8ミリの薄切りで。
しっとり上質の栗あんが
たっぷり入った羊羹。おいしいです!

「栗」にこだわって東北を代表する栗菓子の老舗として有名になった、岩手県岩泉町にお店を構える昭和元年創業の中松屋さん。

岩泉には鍾乳洞の「龍泉洞」があり、岩泉町はその豊かな湧き水を水源として地元の人々に親しまれている。職人さんも「岩泉は水がおいしい」と口を揃える。

そんな豊かな環境に囲まれた中松屋さんには、期間限定で販売される栗菓子の代表銘菓「栗しぼり」をはじめ、観光客や和菓子ファンがハマる和菓子がたくさん。

「饗の山」はそんな人気の栗あんを使用した上質で贅沢な羊羹。お店こだわりの栗あんは、栗と砂糖のみ。厳選した国産の栗と栗本来の甘さを邪魔しないバランスの砂糖と一緒に丁寧に練り上げたあんは、素朴な栗の風味を残している。

そんな職人さん手づくりのたっぷりの栗あんを、甘さ控えめにした贅沢な羊羹で包む。水羊羹に近いやわらかさと瑞々しさで、栗あんのしっとりさとの組み合わせが絶妙でおいしい〜。

十分に栗の風味を味わうため8ミリ程度の薄切りがおすすめというのは、先代のこだわり。この栗あんがちゃんと「栗」感を主張していて濃い!なんとも栗好きにはたまらない。薄切りだからもう一枚…とついつい何枚も楽しんでしまうループの贅沢。

取材はちょうど期間限定商品の「栗しぼり」がつくられているタイミングで、茶巾しぼりでひとつひとつ手づくりされる丁寧な作業が印象的。そんな栗あんを通年を通して楽しめるのも「饗の山」のいいところ。時期に合うなら「栗しぼり」と一緒に味わってほしい!

この取材は11月。盛岡から岩泉へ向かう車での道中は、深い紅葉が目の前に広がり、見たことの無い壮大な景色に感動しっぱなし!少し長めのドライブも、楽しい時間に。

取材後にはしっかり観光も。お店から車ですぐ、日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」がある。龍泉洞は、ドラゴンブルーと言われる深い青色の地底湖があり、その水の透明度の高さはとっても神秘的。その湧き水が岩泉町の上水道として利用されているというのだから、羨ましいかぎり。
旅と栗菓子と紅葉・・・って癒やししかない!秋は特におすすめ、岩手の旅!
