黄身をまとった、ふんわりふわふわ。
富山、八尾の「おわら」が由来の和菓子は、
至福の口溶けです。

玉子・寒天・砂糖を使ったシンプルさ。一見、玉子焼き?と見間違いそうだが、しっかり和菓子。富山市八尾町にある明治初期創業の老舗「林盛堂本店」さんで、昔ながらの製法でつくり続けている「元祖おわら玉天」は八尾の代表銘菓。
玉子・寒天・砂糖を使ったシンプルさ。一見、玉子焼き?と見間違いそうだが、しっかり和菓子。富山市八尾町にある明治初期創業の老舗「林盛堂本店」さんで、昔ながらの製法でつくり続けている「元祖おわら玉天」は八尾の代表銘菓。

八尾町で300年あまり踊り継がれる伝統行事「おわら風の盆」に由来する「おわら玉天」。お祭りの時には、大変な量をつくるそうだが、すべて職人さんの手焼き。シンプルだからこそ、ごまかしが利かない職人技で出来ている。
八尾町で300年あまり踊り継がれる伝統行事「おわら風の盆」に由来する「おわら玉天」。お祭りの時には、大変な量をつくるそうだが、すべて職人さんの手焼き。シンプルだからこそ、ごまかしが利かない職人技で出来ている。
まずは熱々に煮詰めた寒天と砂糖を、卵白でしっかりと泡立てる。これを成形すればあのかわいらしい立方体に。
まずは熱々に煮詰めた寒天と砂糖を、卵白でしっかりと泡立てる。これを成形すればあのかわいらしい立方体に。

寒天が固まってしまう前にすばやく型にならすのは「自分には今でも難しい」と言う六代目となる林さんの言葉。先代からは「絵を描くように」と教わったそうだが、まさに一枚の絵を塗るようなヘラさばき。そのふわふわで真っ白な一面は、雪原のように美しく仕上がる。一晩、中までしっかり冷ました後に、4センチ角のかわいい立方体に形づくられ、いよいよ焼きの作業!
寒天が固まってしまう前にすばやく型にならすのは「自分には今でも難しい」と言う六代目となる林さんの言葉。先代からは「絵を描くように」と教わったそうだが、まさに一枚の絵を塗るようなヘラさばき。そのふわふわで真っ白な一面は、雪原のように美しく仕上がる。一晩、中までしっかり冷ました後に、4センチ角のかわいい立方体に形づくられ、いよいよ焼きの作業!

焼酎とみりんを溶いた卵黄を浸して、鉄板へ。空気が膨張して縮んでしまわないようにするため、職人さんがその絶妙な火加減と焼き具合を見ながら、一面一面を何度もひっくり返して焼き上げていく。
焼酎とみりんを溶いた卵黄を浸して、鉄板へ。空気が膨張して縮んでしまわないようにするため、職人さんがその絶妙な火加減と焼き具合を見ながら、一面一面を何度もひっくり返して焼き上げていく。

ふわふわに焼き上がった、そのマシュマロのような食感とやさしい甘さを一度味わってもらいたい。添加物を使わないため賞味期限は5日間のところ、お取り寄せならガスバリア包装で長く日持ちするのも嬉しい。
ふわふわに焼き上がった、そのマシュマロのような食感とやさしい甘さを一度味わってもらいたい。
添加物を使わないため賞味期限は5日間のところ、お取り寄せならガスバリア包装で長く日持ちするのも嬉しい。

もうひとつご紹介したい「ひしきりこ」。
北海道産小豆を自家製石挽した小豆粉を使った“すはま”で、今はない「ひし」という駄菓子を、古老の味覚を頼りに再現されたという一品。小豆の風味が口に広がり、素朴でやわらかな舌触りが、とっても上品。その繊細な味と、李朝の三島の文様を型どった美しさから、お茶席のお菓子として愛用されているのも頷ける。
もうひとつご紹介したい「ひしきりこ」。
北海道産小豆を自家製石挽した小豆粉を使った“すはま”で、今はない「ひし」という駄菓子を、古老の味覚を頼りに再現されたという一品。小豆の風味が口に広がり、素朴でやわらかな舌触りが、とっても上品。その繊細な味と、李朝の三島の文様を型どった美しさから、お茶席のお菓子として愛用されているのも頷ける。

林さんは、昔からあるものが後世に残り、若い人にも食べてもらえるよう、あんこだけではない和菓子をたくさんの人に知ってもらいたいという。
林さんは、昔からあるものが後世に残り、若い人にも食べてもらえるよう、あんこだけではない和菓子をたくさんの人に知ってもらいたいという。

また、林盛堂さんの和菓子はパッケージが素敵なことも特長。「元祖おわら玉天」は、富山の福満に疎開していた版画家・棟方志功の図案だというから貴重。昔ながらと今も好まれるようなデザインを合わせた世界観が好きすぎる。全買いしたことは言うまでもありません・・・
また、林盛堂さんの和菓子はパッケージが素敵なことも特長。「元祖おわら玉天」は、富山の福満に疎開していた版画家・棟方志功の図案だというから貴重。昔ながらと今も好まれるようなデザインを合わせた世界観が好きすぎる。全買いしたことは言うまでもありません・・・
