国産くるみをとろりと溶ける糖蜜で包んだ
かわいい子たち。好きです!

石川県白山市にある1950年創業の彩霞堂さん。創業当時からつくられる千歳くるみは、人気の看板商品として有名。ひとつひとつが手づくりという手間ひまをかけたお菓子で、つくる工程を見せたことがほとんど無いというから、とっても貴重な取材に!

その貴重な手づくりの光景は、私の予想以上に、
かわいさ満載。近年後継をされた、四代目の城戸口さんは
「かわいいですよね、でもいつも見ているので、そうですか?」
と笑顔をこぼされたが、串を刺したくるみは糖蜜に包まれ、
ぴょんとツノ立ったカタチとなって並んでいく・・・はい、かわいいです(笑)。

千歳くるみは、その昔、加賀藩献上銘菓であったものを再現された伝統あるもの。創業から変わらない製法と、使用する素材にはこだわりがある。厳選した貴重な国産の和くるみ(鬼くるみ)は、洋くるみと比べて中身が大きく、香りが香ばしいことが特長。そのくるみをやさしく包むのが、代々受け継がれるお店秘伝の糖蜜。

鬼くるみの絶妙な渋みと香ばしさを生かすよう、砂糖の粘度や上品な甘さの加減を見極めるという職人技でできている。

かわいらしい一口サイズの千歳くるみは、舌の上でゆっくり溶かしながら味わうのがオススメ。つい噛みそうになるが、少しお待ちを・・・とろりと糖蜜のやさしい甘さが口に広がったら、香ばしくやわらかな、くるみの食感を楽しんでほしい。おいしい!しあわせ!

定番の千歳くるみは紅白カラーで衣掛けされた伝統的お菓子。

定番に加えて、店名の
「彩霞堂」から、
より
彩りのあるものを増やし
たいと
5つのフレーバーをまとった鮮やかな
見た目の、その名も「彩(いろどり)」が
仲間入り。

ご家族で丁寧に手づくりされる愛情のこもったかわいい子たち、
まずは並べて眺めて、どれから食べるか迷うのもまた楽しい!
